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生管楽器や、繊細なタッチセンサーを使用するEWIに比べるとWX5の取り扱いは簡単ですが、電子機器には禁物の水分を含む息を始終吹き込んでいるので、その周辺のケアは必要です。
タイトリップ奏法でピッチベンドを使いまくっていると、金属製のリップセンサー先端がプラスチック製のリードを削って、リード裏面がだんだんえぐれて来ます。写真右は私が6ヶ月使用後の様子ですが、ここまでくるとセンサーが引っかかってスムーズなベンドコントロールが出来なくなります。
削れてえぐれたリード裏面とその防止用にテープを貼った図
これを防止するにはえぐれる前にあらかじめリードに丈夫なテープを貼っておくと良いです。(上写真左)テープはあまり厚くて硬いものだとリードの曲がりを阻害しますので、うすくて曲がって表面が硬いものが良いでしょう。写真はDIYショップで売っている、台所の目張り等に使う薄い銀色のテープを切って貼ったものですが支障無く演奏できます。
不幸にもえぐれてしまった場合、とりあえず上記のテープを貼ればごまかせますが、新しいリードを購入するほうが良いでしょう。(私自身は結局テープを張るのが面倒くさくなって、現在では削れたら新しいリードに換える、というかたちに落ち着いています)
リードは「補修部品」扱いで購入することが出来ます。WX5を販売している店に「WX5のリード1枚」と注文すれば遅くとも1週間あれば手に入れることができるでしょう。
他の部品について
オクターブキーは使用頻度が高く負荷がかかるキーのため、数年使用で破損したというケースが報告されています。他のキーの破損例は聞きませんが万が一折れてしまってもそれぞれのキーを単独で購入して自分で修理が可能です。→WX5の分解手順はコチラ参照、オクターブキーの交換修理方法はコチラ参照。
また2003年2月現在、WX5以前の機種(WX7、WX11)についてもリードその他の部品の購入はまだ可能です。WX7のリード1枚160円、マウスピース840円(ゴム無)だそうです。(情報感謝:きみょおさん)。お近くの楽器店かヤマハに直接お問い合わせください。
Jan.29.2000作成、Mar.16.2008最終更新
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