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WX5のオクターブキーは長年使用していると疲労破断することがあるようです。症状としてはいきなりキーがポロッととれたり、キーがグラグラしたりします。このサイトだけでもいままで家主を含め3ケースこの症状報告がありました。修理方法ですが、オクターブキーのみを購入し自分で交換することができます。今回掲示板でおなじみ「ダブちゃん」が、ご自分のWX5のオクターブキー交換修理の模様を写真と解説付きで送ってくださいましたのでご紹介します。
WX5のオクターブキーはKey Oct A(fig.1)とKey Oct B(fig.2)の2種類で、ともに280円でした。
(家主注:WX5の各キーは楽器店に注文すれば部品扱いで単独で購入することができます。)
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今回壊れたのはKey Oct Bです(fig.3)。このキーは、親指の回転によって押さえられるので、ひねりの荷重がかかります。また、+2の時は2個同時に押さなければならず、ついつい力が入りすぎる傾向にあります(私だけでしょうか・・・)
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●修理方法
1.マウスピースをはずし、さらに、アルミ製のリングを取りはずします。(fig.4)
2.ゴム製のキャップを途中までめくります。リップセンサー等デリケートな部品が集中する部位なので慎重に行ってください。(fig.5)
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3.WX5についているサムフック以外のビスをすべてはずし、電源ジャックとホイール等の突起物が本体裏ブタからはずれるくらいまで開きます。(fig.6)
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4.裏ブタを本体の下に向けて静かにスライドさせ、ゴム製キャップから抜きます。これで本体が二分され、オクターブキーの取り付け位置にアクセスできます。(fig.7)
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5.疲労で破断したKey Oct Bの他、Key Oct A(+1用)までも疲労している様子が見られます。(fig.8)
破断したKey Oct Bの残りの破片をラジオペンチで取り除きます。このとき無理にひねらず、垂直に引き抜くようにします。(fig.9)
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6.後は、購入したKey Oct Bを差し込んで元通りに組めば完成です(fig.10) 。今回は念のためKey Oct Aも新品と交換しました。
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レポートと写真を提供いただきましたダブちゃんに感謝いたします。オクターブキーがグラグラするなど心当たりのある方は、早めに処置しておきましょう。
なおオクターブキー以外のキーも全て1個単位で購入することができますので同様に自分で交換修理が可能です。ただし表側のキーにアクセスするにはもう少し分解をすすめる必要があります。分解の手順はコチラを参照ください。
Jan.22.2002
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