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EWI3020m音源にはコードプレイという機能があります。C〜Bの12音それぞれに4音までの和音を割り付けて鳴らすことができるのです。例えばCの音を出すとC7のコードが鳴ったり、Eを押すとEm7が鳴ったりという具合です。もちろんEWI3020m自体は4音も同時に発音できないので、他のポリ発音の音源をMIDI接続する必要があります。音楽理論の知識は必要ですが、つかいこなすと非常におもしろい機能です。
しかし非常に残念なことに、この機能はWX等の外部からのMIDIコントロールには対応していないため、WX5/EWI3020m/外部音源という接続ではこの機能は使えません。EWIコントローラとの接続時のみ有効になります。なのでこの機能についての解説はWX5を使いこなすというこのサイトの主旨とは離れてしまいますが、あれこれいじっているうちに、Microsoft Excelを利用した「コードプレイ用マップ」をつくってしまいましたので、せっかくですので公開します。
EWI音源を持っていない方にはまったく訳のわからない代物です。すいません。
ダウンロード→ EWICDPMAP.lzh (LHA圧縮したExcelファイル 28kb)
Mac版Excel Ver5.0で作成しましたが、これ以降のMac版および、Windows版Excel95以降でも問題なく動作するはずです。Winの方で文字が見にくい場合はフォントをお好みで変えてください。
EWI3020mのコードプレイで指定する4つの数字(例:CD01= 0:+4:+7:+12)を指定すると、実際に発音する音を全てのKeyで、C〜Bの音名で表示します(前例の場合はC、E、G、Cといった具合に)。
実際にこれを使うと、例えばDドリアンスケールに全てコードを割り付けるとして、仮にトライアドで重ねると、
D→ D、F、A = Dm
E→ E、G、B = Em
F→ F、A、C = F
・・・
になるので、これにおまけで1オクターブ上の音を付け加えるとして、実際にEWI3020mで指定する時には(CD01〜16はプリセットのままとすると)
CHORD: D = CD03
CHORD: E = CD03
CHORD: F = CD01
・・・
とすれば良い、ということが画面を見ながらすぐわかります。もっともこの程度ならば理論に精通している方は頭にすぐに思い浮かぶと思うのですが、私の場合なかなかそこまで頭が追いつかないのでこれを作った次第。みなさまのお役に立つかどうかわかりませんが、とりあえずどうぞ。
Apr.20,2008追記:
EWI4000sではコードプレイ機能は削除されてしまいました。また前記の通りWX5他MIDI経由ではEWI3020mのコードプレイ機能は使えません。これらの機種でコードプレイを実現する手法の一つとしてi-yanase.comさんから「ewiVoicing」というソフトウェアがリリースされています(MAC OS-X用、フリーウェア)。Macパソコンを経由してMIDI信号または音声にハーモニーをつけるソフトウェアです。使用できる環境にある方は一度試してみてはいかがでしょうか。(参考:汎用コードプレイソフトewiVoicingをUPしました@音づくり実験室 感謝>作者のyanaseさん)
Mar.13,2001作成 Aor.20,2008最終更新
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