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EWV2000は基本波形としてSaw,Tri,Pulse,Saw+Triの4種類が選択できます。一方Pulse Width(PW)というパラメータがありますが、アナログシンセの常識的にはPWは波形にPulse波を選択したときだけ有効になるはずです。しかしながらEWV2000では波形がPulseの時はもちろんSaw,Tri,Saw+Triの時もPWを変えると音が変わります。一体これはどういうことなんだと思って波形を見てみたのが上図です。
まず基本波形がPulseの時ですが、PW=0のときに、上下の幅が等しい「50%のPulse波」にほぼ近く、PW=100のときに幅が最大(100%のPulse波に近い)になっています。精確な表現では無いでしょうが、「PW=0のときは0%、PW=50のときは25%、PW=100の時は50%のPulse波が、元の50%のPulse波に足されている」ように見えます。
次にSaw,Tri,Saw+Triの3つを見ると、「PWを増やすとあきらかにPulse波が元の波形に足されており、足されているPulse波の幅は、基本波形がPulseの時と同じ」ように見えます。
これから推測するに実際のオシレータの構成はSaw+Pulse、Tri+Pulse、Pulse(対称矩形波)+Pulse、Saw+Tri+Pulse、という構成になっている、のでしょうか????。実際の回路構成がどうなっているかは素人の私には全然わからないのですが、いずれにしろEWV2000ではどの波形を選択してもPWをいじると音が変化して、いろいろおもしろい波形が出る、ということはわかりました。
測定条件:
AKAI EWV2000 (Serial Number 21015-00102)ラインアウトよりApple Power Mac G3(Blue & White)純正のマイク入力端子へ接続、解析ソフトはMacCRO2.1.3
SOURCE 1 のOSC各波を出力(SOURCE 2のOSCはOFF)、フィルター・レゾナンスその他は無効の素の波形。
周波数=約440Hz、各波間でX,Y軸のスケールは同一。
Aug.21,2005作成
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