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電子機器だけに使いこなすには結構複雑な設定が必要です。最低限必要な設定として
があります。
息の量により音量をコントロールするために音源により設定を変える必要があります。
・VL70-mの場合
左上から3つのスイッチ(VelとWin)を全てOFF=左側にします。購入時のままでOKです。(この設定ではブレスセンサーのMIDI出力として"ブレス"が出力されます。)
・それ以外の音源の場合
左上から3つのスイッチ(VelとWin)を上からON,ON,OFF(右右左)にします。この設定をしないと息の量で音量をコントロールできません。(この設定ではブレスセンサーのMIDI出力として"エクスプレッション"が出力されます。
B.ピッチベンド方法の選択
リップセンサーで音程(ピッチベンド)を変えるか変えないか設定します。次の三種類から選択します。
a.アップ/ダウンベンドとも可(タイトリップ奏法)→左5番目のスイッチをOFF=左
b.アップのみ可(ルーズリップ奏法)→左5番目のスイッチをON=右
c.ベンドなし →リコーダータイプマウスピースに交換する
a.の設定が楽器の表現力が最も高いので最終的にはこれがオススメです。しかし一定の音程に保つのが難しいので、管楽器経験のない方はまずはc.のベンドなしにするのが良いと思います。サックスなどリード楽器の経験があれば最初からa.でも問題ないでしょう。なおa.にしてもピッチベンドが少ししかかからない場合はWX5のディップスイッチ左下から三番目Lipを「wide」にしてください。
右上2つのスイッチで楽器のキーを変えることが出来ます。C、Bフラット、Eフラットの三種類が設定できます。練習する楽譜によって変えてください。
主な楽器のキー
C ピアノ、ギター、フルート等
Bフラット トランペット、テナーサックス等
Eフラット アルトサックス等
右側上から3,4番目のスイッチで運指の設定を変えることができます。サックスに近い運指A,B,Cとフルートに近い運指(Fl)の4種類があります。サックスの場合にA,B,Cどれを使用するかですが、CかBが良いでしょう。個人的にはCが最もオススメです。Aは全く基本的な運指、Bはそれにいくつかの換え指が追加されています。換え指が追加されていることで例えばド→レの運指がしやすくなります。CはBに加えサックス奏法で良く用いられる「音色変化を伴う換え指(オルタネイトフィンガリング)」が加わります。(詳しい解説はコチラ)うまく使えば独特の演奏効果が得られます。ただしVL70-m本体で「CutoffFreq」のパラメータを変更した音色は運指Cの換え指操作により変更値がゼロに戻ってしまうので運指Bがおすすめです。
好みの息の吹き込み強さで音が鳴り始めるようにWIND ZEROを調節したのち、WIND GAINで息の量のによる音量コントロールの感度を決めます。
普段の音を出す程度の強さでリードを噛み、LIP ZEROを回して音程を調整します。VL70-mの場合は音源に「PB」の表示が出ますのでこれが中央になるようにします。他の音源の場合は耳で音程を合わせるか、適当なチューナーで音程を合わせるように調整します。LIP ZEROの調節があっていないと、音程の狂った音を出し続けることになります。LIP ZEROの調節つまみは動きやすい為、運搬後などいつのまにか調節がずれていることがあります。演奏の前にLIP ZEROを確認したほうが良いでしょう。
LIP ZEROの調節後、LIP GAINで感度を調節します。
Nov.21.1999作成 Mar.18.2002最終更新
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