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音源紹介・YAMAHA PLG100-VL
メーカー:YAMAHA
製品名 :PLG100-VL
価格 :定価¥19800(現在は生産完了)
公式ページ:YAMAHA / PLG100-VL(WEBカタログ)
※PLG100-VLは生産完了となっており現在は後継のPLG150-VLが販売されています。
定価¥19800、公式ページ:YAMAHA / PLG150-VL(WEBカタログ)
ここで紹介する内容はPLG150-VLにも全くそのままあてはまります。
概要
YAMAHAのMU100以降のDTM音源等プラグインシステムに対応する音源に挿して使用するプラグインボード。VA方式音源。同時発音数1。PLG100-VLは生産完了となっており、現在は後継のPLG150-VLが販売されている。PLG150-VLは、CS6x等対応音源が増えている。両者の違いは対応音源の数だけで、機能・音質は同じ。また両者ともVL70-mと同じ基盤を使っていると思われ、VA音源部分の音質、プリセット音色の種類や数はVL70-mと全く同じである。
VL70-mとの違い
- WX INがない。
- VL70-mで6種可能なカスタム音色の本体保存ができない。読み込みはできるが、電源を切るとリセットされるのでカスタム音色を使用する場合は母艦にデータを送る手段(パソコン、データファイラー、VL70-mからのダンプアウト等)が必要。
- VL70-mのInt.メモリに相当するバンクはあるが、同様に保存はできない(電源を切るとリセット)。本体で編集した音色を電源を切っても保持させるには、母艦にパフォーマンスモードがあればそれを使用することで可能。
- コントロールNo.等のエディットは可能だが、EQ等一部の音色エディットパラメータはVL70-mと異なる。
基本設定
- WX5側設定
- VLのみを鳴らす場合は、VL70-mを接続した時の設定と同じ。すなわちブレスコントロール(BC)を出力、ヴェロシティ可変(nrm)になるようディップスイッチを設定する。
- VLの他に、母艦の音色を重ねて鳴らしたい場合はエクスプレッション(Exp)を出力、ヴェロシティ固定(fix)にするのが無難。
おすすめのポイント
- すでにプラグインシステムに対応するヤマハの音源を持っていれば、実売1万円ちょっとでVA音源が手に入る。場所もとらない。XG works等とのセットアップもむしろ楽かも。DTM用にWXを使用するならおすすめ。
- 母艦にMOTIEF等ハイエンドなシンセを用いればかなりエフェクト部やD/A部分の品質の高いVL音を手に入れることができる。(参考:他のVA音源との比較)
短所
- WXケーブル接続ができない、編集した音色の保存がしづらい、ピッチベンドメータ表示がない、等、WXを生演奏に使用すること考えると取り回しに少々難あり。
母艦MU100Rのときの感想
- VL70-m単体にくらべると音色エディット操作(ボタンを押す回数とか)が少々煩雑だが、MU100R側の機能で音色に対するイコライジングが詳細にできたり、エフェクトの種類が多かったりする点はVL70-mより優れている。
- VL70-mからのダンプアウトでカスタム音色・インターナル音色が読み込める。ただしピッチベンド幅やEQなど一部のパラメータが認識されないので、それらについてはMU100R側で修正してパフォーマンスモードにて保存しておく必要がある。
- MU100Rのパフォーマンスモードは4音色まで重ねて発音(レイヤー)できる。各音色ごとにボリューム、音域、トランスポーズ、EQなどが設定・保存できるので複雑な音造りが可能。この場合VL以外の音色は標準でBCに対応していないので、WX5からEXPを送信してコントールしたほうが設定が簡単。
- ・・・などいろいろなことはできるのですが、はっきりいって設定が非常に面倒くさいので、筆者の場合めったにMU100R/PLG100-VL側の設定はいじりません。現在VL70-mとPLG100-VLの2台をレイヤーしてライブに使用していますが、VL70-mでいろいろいじくった音色をメインに、PLG100-VLのプリセット音色を重ねています。これだけでも充分厚く複雑な音になるもんで。
関連WEB
Oct.9.2000作成、Apr.12.2008最終更新