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複数の音源を鳴らす(音色のレイヤー)

 複数の音を重ねる(レイヤーする)機能はより厚く複雑な音を得るための機能として多くの音源に装備されています。一台で4つ以上レイヤーできる音源もめずらしくありません。しかしWX5の推奨音源とされているVL70-mは一つのVCO(※)によるモノフォニック発音の音源であるため、レイヤーが可能な音源と聴き較べるとどうしても音が薄く感じてしまいます。このような場合、音を厚くする方法として複数の音源を同時に鳴らす手法があります。またVL70-m以外の音源でも複数の音源をレイヤーすることでより複雑な音色が得られます。音源・音色の組み合わせは無限にありますのでとても解説しきれませんが、ここではそのごく基本的な接続方法と設定について紹介します。

※:VA音源ではVCOという呼び方は正確ではありませんが概念的にわかりやすいのでこの名称を使いました。

基本接続

基本設定

 ブレス情報の設定

 ベロシティの設定

よく使われるテクニック

 音色をレイヤーする場合よく使われる常套テクニックには次のようなものがあります。1台で複数の音色をレイヤーできる音源の場合はそれぞれの音色に対しこのテクニックが使えます。

効果

 VL70-mのようなモノ発音の音源ではレイヤーの効果は絶大です。安価なDTM音源であっても音の薄さをカバーするのに大きな威力を発揮します。例としてVL70-mにYAMAHA QY70(XG)、およびQY20(GM)を試して見ましたがこのような手軽な音源でもレイヤーすることで全く別の音源を鳴らしているような感覚がするようになります。正直言ってGM音源には期待していなかったのでうれしい誤算でした。音色と音量のバランスが難しいですが基本的にはどれか一つの音をメインとし、他方を補助とするようなバランスで設定すると良いと思います。

May.5.2000作成 Apr.12.2008最終更新 

 WX5 workbook
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