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スクェアのリリコン?の音色をつくるには??

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もも [E-Mail] 2001/09/19(水) 15:48:00
ウインドシンセの音源に、ヤマハの「VL70-m」を使用してます。
T−スクェアのトゥルースなどで使用している音色をVL70-mで再現するには
どんな風にいじったら良いのでしょうか?初心者なので、よくわかりません。
もし、再現された方、いらっしゃいましたらご教授下さい。

もし、同じような話題が過去にありましたらスイマセン m(-_-)m

Kirino 2001/09/20(木) 11:14:44
やっぱり一度は必ずやってみたいのがTRUTHですよね。
さてその音色ですが、
TRUTHも含め「最近の」伊東たけし氏の音色はほとんど
EWI3020m音源に入っている「S08:Judd3020」そのままです
(参照↓。リンクがうまくいかない場合はURLをコピー/ペーストしてね)
http://jazz.page.ne.jp/wx/wxcgi/lng/wwwlng.cgi?print+200105/01050004.txt

で、VL70-mで「Judd3020」の音をつくるには
http://jazz.page.ne.jp/wx/wxcgi/lng/wwwlng.cgi?print+200010/00100007.txt
でトライしていますので参考にしてください。コレをもとに、吹きやすいように
好みにあわせてAmpのブレスカーブを変え、リバーブを少し深めにかけると良いかもしれません。

ただ、「最近の」でない、オリジナルのTRUTHはちょっと音が違うんですよね。
「昔の」を再現されたかたがいらっしゃいましたら是非フォローくださいませ。

もも [E-Mail] 2001/09/20(木) 11:35:02
Kirinoさん、早速のレス、ホントにありがとうございます。

> http://jazz.page.ne.jp/wx/wxcgi/lng/wwwlng.cgi?print+200010/00100007.txt

↑の音、なかなかすばらしいですね〜。これはこれでかなり色んな場面で
使えそうです。って、まだ基礎練習段階ですけど(^^;

でも、やっぱ気になるのは、あのオリジナルのTRUTHのリード音なんですよ〜。
当時はリリコンを使っていたのでしょうか?
TRUTHって、ライブで演奏された物を含めて色んなバージョンがありますけど、
私的に一番完成度が高いと思うのが、結局、オリジナルの物なんです。
リードの音もそうですけど、シンセパートやエレキソロなど、絶妙なバランス
で保たれていると思います。実際、近年のライブで聞いてみても、なんかちょっと
アンバランスっていうか、曲自体に厚みを感じなかったりするんです。他の曲
に関しては、圧倒的にライブの方が凄いと思いましたが・・・ま、個人的な
感想ですけどね (^^;

そんな訳で、続報、宜しくお願い致します m(-_-)m

Kirino 2001/09/20(木) 12:54:28
素早いレスどうです。
掲示板の過去ログ(ぎあさんの発言)より引用。

>>>>>>>ここから>>>>>>>>>

で、超初心者がTruthを吹く場合、どんな設定がいいか。
そうですね・・・とりあえず下記プリセット音色を使ってみては?

● Pr1:015「Wynth」
● Pr1:088「Fat Mini」
↑このふたつは、バリエーションエフェクトですでにディレイが選択されていますので、ディレイ成分を調整できる様、
バリエーションをシステムエフェクトとしておいた方がいいと思います。

● Pr1:106「LyricOff」
● Pr1:116「Xynth」
↑これらは、バリエーションエフェクトが”ピッチチェンジ”や”ロータリースピーカー”に選択されていますので、
ディレイ系タイプを選択してみましょう。

いずれもアナログシンセリードを思わせる素直な音色です。”いわゆるリリコン”に最も近い音色達だと思います。
付け加えたコメントの様に設定を少しばかり調整することで、ディレイ成分を含ませることができます。
ディレイ成分をたっぷり含ませると、とっても気持ち良く演奏できます。カラオケのエコーと同じ効果ですね。
設定変更については、取扱説明書の143〜145ページを参考にして下さい。

いかがでしょう?

ただし、ライブなどで他人に聴かせる機会を狙っている方は、上達するにつれ少しづつディレイ成分は減らす様にしましょう。演奏している本人には気持ち良くても、聴く側にはこもって聴こえる場合があり、せっかくの演奏がクリアに聴こえなくなるからです。

>>>>>>>ここから>>>>>>>>>
引用元は掲示板過去ログ3、No.521からです。そちらも参考に。
でも1年前のログですからね、その後いろいろ検討されているでしょうから・・・

Kirino

Date: 2001/09/20(木) 12:59:12

↑すいませんずいぶん誤字脱字が多くて(ここから〜ここまで、他)・・・
で、オリジナルのTRUTHはリリコンで演奏されています。音源はMini Moogかという未確認情報がありますが真偽のほどは(?)
元の波形はシンプルなので(VCO数は別として)、エフェクタのかけ方がキモだと思います。

よしめめ [E-Mail] [HomePage] 2001/09/22(土) 11:41:58
どもども! 初めましてももさん。
未確認情報の発信元です(笑)

オリジナルTRUTHの音色、EWV2000用ならあります(^_^;

音色自体はKirinoさんの言うようにほんとシンプルですね。
トランペット風の音色からアタック感を消したような・・・。
いままでのアナログからすれば細目の音ですね。
これまたKirinoさん同様、エフェクターの使い方がキモになると思います。

それから、VLを持ってないので、直接的な言い方は出来ませんが、幾分ヒントになるようなこと書きます。

オリジナルTRUTHですが、前半部分とサビの部分で音の厚みが違うのにお気づきになられたでしょうか?
サビの部分では実はオクターブ上をオーバーダビングしているようです。
だから前半部をシュミレートするのか、厚いサビ部分をシュミレートするのかによっても若干ニュアンスが違ってくると思いますので、それを念頭に置いて音づくりした方がよろしいかと思います。

グアム [E-Mail] 2002/06/18(火) 15:09:04
はじめまして。私はHAMAHAのVL−70Mを使っています。
まだ始めて間もないのですが今はPr2の122番目を使っています。
本当はTスクエアーのF1のテーマ曲のの音にしたいのですが
音の作り方が分かりません。どうやったらあの音が出るのか分かりません。
誰か知っていたら教えて下さい。

ぎあ [E-Mail] 2002/06/18(火) 23:24:38
>T−スクェアのトゥルースなどで使用している音色をVL70-mで再現するには
ウインドシンセをやるものであれば、ほとんどの方が夢見る音ですよねぇ。
僕もこちらの投稿を読んで、「よっしゃ、いっちょやってみるか!」と意気込んで取り組みましたが、
その作業は困難を極め、既に半年が過ぎてしまいました・・・・。

皆さんがおっしゃるように、“アノ音”はオリジナルがリリコン(音源はモーグ?)で、ライブでは
EWI1000やEWI3000が用いられていますから、異なる楽器であるWX+VL70mでは正直言って非常に難しいのです。
これに加え、Kirinoさんがおっしゃった
>元の波形はシンプルなので(VCO数は別として)、エフェクターのかけ方がキモだと思います。
の通り、音のキャラクターを決定する要素として、エフェクターによる効果も大きく、“アノ音”の持つ、
しっとりとしてツヤがあり、奥に引っ込んだようでいて、輪郭のしっかり残るエフェクター効果をVL70mだけで再現するのは
ほぼ不可能ではないのかと思いはじめました。

残る手段はWX+VL70m+アナログシンセ+外部エフェクター・・・となりますが、これは本題から外れる事になりますから、
ここではお話しないことにします。


でも、このまま終わったのでは申し訳ないので、“トゥルース“に使えそうな音色として、下記を紹介しておきます。
こちらの実験室で「WX向きシンセリード音色(VL70mのPr1:087「Old Mini」をいじる)」として紹介させていただいた、
リード音色です。
http://jazz.page.ne.jp/wx/wxcgi/lng/wwwlng.cgi?print+200009/00090001.txt

僕がCDやMIDIデータに合わせて “トゥルース“を演奏する際、とりあえずの音としてすぐ用いるのがこの音です。
素直なアナログシンセ風リード音色で、VL70mで出せるシンセリードとしては、そこそこの出来だと思っています。
お使いのWXのウインドゲインの調整によっては、VL70m側の

●EDIT→CONTROL
Amp Curve = +00 → -06

を、プラス側にした方が滑らかな音量変化を得られると思います。
お試しあれ。

TIKU [E-Mail] 2002/09/25(水) 23:43:48
私も最近になってVL70m+WX5を始めました。”OMENS OF LOVE”を演奏したいと思っているのですが、これも”TRUTH”と同じ音色なのでしょうか。
あの草笛の様な感じを出したいと思い、素人考えでアタックが似ていると感じた”WX Oboe”を元に音色をつついています。
結果から言うと”うまくいっていません”(音としては悪くはないとは思いますが)。
つついた内容は以下の通りです。
「WX向きシンセリード音色(VL70mのPr1:087「Old Mini」をいじる)」の設定を参考にさせていただいています。(ほとんど同様の設定。本当に気持ちの良い音色ですね。感謝しています。)
その他下記の設定を試してみました。

●EDIT→FIL&EG
Bass =+00→+24
Attack Time=+00→+05
Release Time=+00→+63
●EFFECT→REV
Type=HALL1→STAGE1

いまいちと感じている点は以下の2点です。
・高い周波数域の発音が良くない
(リバーブの周波数を上げてみましたがさらに高い周波数が必要だと感じました)
・リリースの時の音の減衰が滑らかでない

手探り状態のため、的外れかもしれませんが、
何か良いアドバイスがあれば宜しくお願い致します。

Kirino [HomePage] 2002/10/05(土) 17:21:46
レス遅くなりました。TIKUさんよろしくおねがいいたします。
早速ですが
>高い周波数域の発音が良くない

VL70-mで、これに関連するパラメータとすると
●EDIT→FIL&EGで、
・Trebleを上げる
・CutOff Freqを上げる、およびお好みでResonanceも上げる。

●EDIT→CONTROLLで、
・スクリーム(Scr)をほんの少し効かせる

●EFFECT
・ディストーションエフェクトの3-BAND EQでHigh Gainを上げる
・バリエーションエフェクトのAURAL EXCT(エキサイタ)をかける

あたりが、すぐに思い浮かぶところです。特にCutOff Freqは重要なところで、
●EDIT→CONTROLLで、
Fil CC No.=2 (ブレス)
を設定することで、CutOff Freqの効き具合を息の強さで調節することができます。


また、
CutOff FreqとResonanceは、アナログ音源での音づくりの基本的な項目ですので
元のOMEN OF LOVE(アナログ音源を使用)でも、この項目が活躍しているはずです。

よって、TIKUさん候補のWX Oboe (Pr01-125) でも、CutOff FreqとResonanceをいじれば
イケルだろう、と思って試してみましたが、
あらびっくり、WX Oboeは、CutOff FreqとResonanceをいじっても全然音が変わらない!
コレは困った。(けど変わらないものはしょうがない)
理由はよくわからないのですが、VL70-mの設定に出てこない、VA方式音源の根元の部分で、これらの項目が効かないように設定されているものと推測します。

ですので、WX oboeで高域を欲するときは、は上記の内CutOff FreqとResonance以外の項目をお試しください。

また、WX oboe以外の音色でトライする場合は、このスレッドで前に出てきたぎあさんオススメの
● Pr1:015「Wynth」
● Pr1:088「Fat Mini」
● Pr1:106「LyricOff」
● Pr1:116「Xynth」
あたりをいじってみては如何でしょうか。
この場合はCutOff FreqとResonanceをメインに高域を研究してみてください。

>リリースの時の音の減衰が滑らかでない
については、方法はいくつかありますが、エフェクトにリバーブの他に”ディレイ”を使ってみては如何でしょう。

エフェクタの設定については、JWSAでよしめめさんの書かれている記事(リリコンシミュレート)も参考になるとおもいます
http://sound.jp/windsynth/neiro_kenkyu/yosh_lyricon_sim/lyricon_sim.html

TIKU 2002/10/07(月) 00:13:16
Kirinoさん。お世話になりました。

事細かなご説明、本当に有難うございました。
助言頂いた内容を元に、また、いろいろと試してみます。
これでますます楽しみが広がります。

ちなみにT−SQUAREの曲で
それぞれどんな音色が使用されているというのが分るような
資料はあるのでしょうか。
今、探している最中なのですが、まだ先が長くなりそうです。

最後になりましたが、JWSAの方も頑張ってください。
大変期待させて頂いております。

P.S.
ももさん、結果的にスレッドを間借りしたような形になり
申し訳ありませんでした。

barrichello 2002/10/27(日) 21:07:57
WX系のウィンドシンセでスクェアの音を出す方法。

ウィンドシンセとは無縁そうなローランドのDTM音源[SC-88Pro]がいいですよ。
ローランドの音源にはブレスコントローラがないものが大部分のようですが、無理矢理アサインすれば使えます。VL70-mのMIDIアウトをつないで使っているのですが、相性はいいようです。
SC-88Proはシンセリード音色が豊富で図太く、その中によく似た音色が多数あります。ポルタメントの設定がパネルから行えない、ミスタッチにすぐ反応してしまう、アタックが変、と問題はありますが、音を再現するにはいいと思います。

しかし音色のエディットが若干必要です。ユーザー・インストゥルメントで設定し保存してください。
アタックタイムを1か2遅くする、カットオフ・フリケンシーを調整する必要もあります。

●PROG:039 BANK:002 [CS Bass]
 [IMPRESSIVE]に収録された[FACES]のEWIに似ています。
●PROG:081 BANK:001 [MG Square]
 [STARS AND THE MOON]に収録された[MIST OF TIME]のリリコンに似ています。
●PROG:081 BANK:016〜018 [P5 Square][OB Square][JP-8 Square]
 [THE SQUARE LIVE]に収録された[JAPANESE SOUL BROTHERS]のリリコンに似ています。
●PROG:081 BANK:024 [JP8 PulseLd1]
 [NEW-S]の[LITTLE LEAGUE STAR]で使われたEWI、古いリリコンの音にも似ています。
●PROG:082 BANK:006 [GR-300]
 [PASSAGE OF CLOWDS][いとしのうなじ]などが似ています。アナログっぽい高音域のずれも勝手になります。
●PROG:082 BANK:024 [MG Saw 1]
 [SWEET & GENTLE]で使われていたEWIの音色によく似ています。
●PROG:082 BANK:026 [OB Saw 1]
 おそらくこれが一番[TRUTH]のリリコンに似ているでしょう。また本田雅人さんが愛用する EWIの音色そのものです。[TRIUMPH][CROWN AND ROSES]など。

その他にも様々な音色があります。またYAMAHAのMIDI音源でも遊べるようですが、Rolandの方が音が太いのでいいと思います。また音色を二つ組み合わせるとアナログらしさがでます。

VLの方でブレスコントロールをExp(エクスプレッション)に設定する必要があります。
パートパラメーターで[Velo Offset]を[127]に。[CC1 C.Number]を[11(エクスプレッション)]に。また[CC1 Cutoff]を[+63]にしないと吹いた心地がしません。[CC1 Amp]はブレスコントロールのカーブに相当します。必要に応じて調整してください。

変更したパラメーターはユーザー・パッチで音源側に保存し、好きなときに読み込むことができます。エフェクトパラメーターやインサーションエフェクトが豊富なので楽しめますよ。

SC-88Proは中古市場で15000円程度のようです。ディスプレイ付きのモデルでないと演奏に不便ですし、ユーザーメモリーがありません。またSK-88Pro/G SC-8850でもいいようです。

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