■ハーモニカ(PC=000-000-022[Harmonica])
ウインドシンセでPCM音源(orサンプラー)を鳴らす例として、最も良く耳にするのが”ハーモニカ”
ではないでしょうか?
本物のハーモニカの構造(音程ごとに異なるリードを持つ)を考慮すると、ポルタメントは切って
しまった方がより「らしく」なるようです。
【参考曲】
・The Burning
(STEVE TAVAGLIONE「BLUE TAV」5曲目、10曲目)
・THE AUTUMN OF ’75
(T-SQUARE「Welcome to the Rose Garde」8曲目)
・THE CLOCK THAT LOST THE TIME
(小池修「INSIDE」6曲目)
この音色がプリセット音色の定番になったのは、元々はコルグ製シンセ「M1」用PCM波形の出来が
素晴らしく良くって、みんながこぞって使い出したのがキッカケの様な気がします。
僕も、伊東たけし氏による「UP TOWN」(EWI1000&EWV2000+サンプラーS1000)を聴いた時、
どうしてもアノ音をウインドシンセで鳴らしてみたくなり、M1/M1Rの姉妹機であるM3Rを購入しました。
PCM波形の質にもよりますが、この”ミュートトランペット”は、ほとんどの場合でフィルターなどによる
加工やコントロールをしなくても充分「らしく」聞こえる音色ですから、外部機器からのフィルター
コントロールに対応してくれないDTM音源で鳴らすのに適した音色と言えるでしょう。
【参考曲】
・PEEP
(MICHAEL BRECKER「NOW YOU SEE IT」5曲目)
・DON'T TRY THIS AT HOME
(MICHAEL BRECKER「DON'T TRY THIS AT HOME」5曲目)
・UP TOWN
(T-SQUARE「NATURAL」8曲目)
・SATELLITE HOUR
(今井美樹「Liuvia」1曲目)
↑ウインドシンセによる演奏かは不明ですが、ポップスでの分かりやすい使用例として挙げておきます。