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ブレスノイズを効果的に聴かせる音色(VL70mのPr1:127「Shakuha!」をいじる)

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ぎあ [E-Mail] 2000/09/25(月) 22:57:00
VA音源であるVL70mの特長のひとつに、ブレスノイズを含む音色があると思います。
アナログ音源を持つ、EWIとの大きな違いではないでしょうか?
そこで、今回はノイズ系管楽器(こんな言葉はあるか(笑))の代表「尺八」をテーマに
してみようと思います。
VL70mのプリセットのPr1:127「Shakuha!」を少しいじって、独奏に使えそうな設定にしてみます。

とりあえず下記設定をしてみて下さい。
● EDIT → CONTROL
PB Ctrl = +02 → +00
PB LowCtrl = +00 → -02
FilCtrlDpt = +26 → +127
Fil Curve = +00 → +16
AmpCtrlDpt = +63 → +127
Amp Curve = +03 → -12
Emb CC No. = 13 → PB
● EDIT → FIL&EG
Bass = +00 → +20
Treble = +00 → +60
● EDIT→ OTHERS
Vib Rate = 00 → +08
Vib Depth = 00 → +16
Vib Delay = 00 → +24
Porta Time = 000 → 002
(ポルタメントはお好みで無くても良いですね)
● EFFECT → VAR
Type = DELAY LCR → ER1
VarConnect = INS → SYS
● ボイスプレイサブコントロール(+&-ボタン同時押し)
ChoSend = 000 → 040
VarSend = 000 → 060
NoteSft = +00 → +12

以上の設定で、ピッチベンドホイール中央→上で、音がヒックリ変える様な効果が出せ、
ホイール下→中央へ動かすと、ブレスノイズが強調されます。
エフェクトの”Type”でディレイを選択してやれば、独奏用として映えそうです。
ゆったりとしたテンポの曲を吹くと、ビブラートがうまくはまります。
音色名は”尺八”ですが、JAZZのバラードナンバーを演奏してもイイかもしれません。

(オマケ)
音がヒックリ変える様な効果の応用として、下記をやってみて下さい。
(1) じっと目を閉じる。
(2) 「ルパン三世」の”石川五右衛門”が、斬鉄剣を手にする場面を思い浮かべる。
(3) 1オクターブ上の”ソ”の音を出しながら、ホイールを中央→上→中央とゆっくり動かす。
・・・どうです?雰囲気あるでしょ?・・・で、吹いた後に一言、
「・・・また、つまらぬモノを斬ってしまった・・・・」
(笑)。

ぎあ [E-Mail] 2000/09/25(月) 23:03:31
余談ですが、僕がEWIでブレスノイズの効果を狙った手法の話を少し・・・・。

EWI音源は、アナログ式で選択できる波形は三角波・ノコギリ波・パルス波の3種しかなく、
ホワイトノイズなどがありませんから、VL70mの様にノイズをブレスでコントロールすることが
出来ませんでした。
まぁ、スネアドラムの様な音をEWIで出すことは無い・・・ということでしょう。

そこで、EWIのマウスピースの横からもれる息=”生のブレスノイズ”をマイクでひろって、
ミキサーで音源の音に混ぜる手法を試みたことがあります。
(EWI、特にEWI1000は息抜けの穴がないので、口の端から息をもらし、
その量を調整することがあります)
フルート系音色にその”生のブレスノイズ”を混ぜると、吹き込み時の「シュッ」という音が非常に
効果的でした。
ちなみにマイクは、ウォークマン用の小型イヤフォンを使ってました(笑)。

magro [E-Mail] 2000/09/27(水) 02:11:07
試してみました。
VA音源ならではの音色ですね!(オマケ)も爆笑ものでした。

昔、FM音源でより生っぽい楽器音を作ろうとしてオペレーターを2つに分けて
片方ノイズの片方リードで「すーぷあ〜」なんて音を作ったら、
ヘッドフォンじゃ良かったもののバンドで使ったら、うっすいうっすい(笑)
なんて経験を思い出してしまいました。こういった場面ではVA音源様々ですね。

僕はこの設定のPB LowCtrlを+00のままにして、使ってみました。
ピッチベンドがかからないのでなんかWXを否定するみたいですが、
リップでわざとしゃくりあげるように吹くと音色の変化が連続的ですっごく楽しい!

>音色名は”尺八”ですが、JAZZのバラードナンバーを演奏してもイイかもしれません。
クラシックのアレンジなんかも良さそうですね。スローなナンバーを情感たっぷりに!
ドヴォルザークの「新世界」の3楽章でしたっけ?遠き山に日は落ちて…ってやつ。
こんなのたまにはどうでしょ?

>そこで、EWIのマウスピースの横からもれる息=”生のブレスノイズ”をマイクでひろって、
>ミキサーで音源の音に混ぜる手法を試みたことがあります。
これ良いですね!ぎあさんのウインドシンセの可能性というものに対する姿勢は
ほんと脱帽です。

ぎあ [E-Mail] 2000/09/27(水) 22:11:33
> 昔、FM音源でより生っぽい楽器音を作ろうとしてオペレーターを2つに分けて
> 片方ノイズの片方リードで「すーぷあ〜」なんて音を作ったら、
僕もやりましたよ!
FMは「シャーシャー」言うノイズが得意ですからね(笑)。
ところで、magroさんのお使いになっていた機種はなんでしょう?
僕はWX7用として8種類の異なるボイスを同時に鳴らせるTX802を使っていましたが、
ノイズ専門のボイスを用意しておき、フットペダルでその音を出し入れしてました。
曲中でノイズを混ぜていき、パーカッシブに演奏すると盛り上がる感じを演出できます。
そのノイズ専門のボイスはTX802のプリセットにあるスネアドラムの音を調整したものを
使ってました。

> クラシックのアレンジなんかも良さそうですね。スローなナンバーを情感たっぷりに!
> ドヴォルザークの「新世界」の3楽章でしたっけ?遠き山に日は落ちて…ってやつ。
> こんなのたまにはどうでしょ?
ん〜!イイかも〜!!
音色から演奏曲や奏法を考えるって楽しいですよね(笑)。

magro [E-Mail] 2000/10/06(金) 00:48:45
スーパー亀レスですいません。久々に自宅でWXいじくってます。

>magroさんのお使いになっていた機種はなんでしょう?
使っていたというには余りにお恥ずかしい状態ですが…
DX21とDX7(初期型)を2ヶ月ほど…学園祭に向けてのバンドで私は本職のドラムだったのですが
どうしてもKeyb君の"リリコン"の音(その頃は伊東さんが吹いてりゃなんでもリリコンでした
バンド譜にもそう書いてあったし…)が気に食わず半ば強引に奪い去り音作りに励みました。

資料を買う財力もなく、説明書(今考えてみれば非常に丁寧にFM音源を解説していた気が…)
首っ引きでパラメーターをいじっていました。DX21の4オペを二つに分け(親亀小亀×2)
ノイズは立ち上がりから、リードは少し遅れてとEGを調節した後、ユニゾンでトランペット
を足すといった感じで。ノイズは適当に倍音をいじってFBをがんがんにかけたような記憶が…
出来た音は「自分ではいけてる!」だったのですが、何せ借り物のPAでエフェクトの知識もなく
いざ前日のリハで出してみるとしょぼいしょぼい(笑)結局ボツって当日はプリセットの
SynLd(だったかな?)を使いました。まだ元号が昭和の頃の思い出です。

今はPLG100DXをやっと手に入れたのでぼちぼちレイヤーに励んでみようと思っています。

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