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WX-5で歌う!…ボーカル音色研究

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magro [E-Mail] 2000/09/06(水) 00:10:53
題名の通りボーカル音色の研究中です。
シミュレートと言うよりはWXで気持ち良くボーカルラインを取れる音色を作りたい
と言う感じで…ベースは女性。と言ってもあまりにも抽象的過ぎるので「小柳ゆき」
をイメージしようかなと。歌い方、盛り上がり方がSAXっぽくて最近気に入ってます。

ベースはPr2:10 AirSaxです。今回は倍音変化をポイントにしてみました。
ぎあさんのスクリームのスレッドがずいぶん参考になりました。

1)スクリームの設定
+40位にするとがんばってるって感じの音になります。かけすぎると演歌の
「コブシ」になり、さらにかけるとパンクな「絶叫!」になります。
●EDIT→CONTROL
29 Scr CC No.=PB
30 ScrCtrlDpt=+33
31 Scr Curve=+08
※ハスキーな感じがお好きの方はコントロール(29)をBC(02)で
 デプス(30)を弱めにカーブ(31)はマイナスで…

あっ忘れてました
01 PB Ctrl=+00(ベンドしないようにしなきゃね…)
16 Fil CC No.=PB
17 FilCtrlDpt=+20
18 Fil Corve=−04
始めはフィルターのコントロールを02(BC)にして
倍音の気持ち良い部分を探ります。その後PBに変え、
スクリームよりも早めにフィルターが利くようにしてみます。

お好みでビブラートをかけ、後は曲の盛り上がる部分の
音を長く伸ばすところでリードを噛む!
ちょっと歌ってるみたいでしょ!

2)ブレスノイズの設定
BnzCurveをマイナスにすると小音域でのためいき感が強調されます。
やりすぎるとただのヒスノイズです。
●EDIT→CONTROL
32 Bnz CC No.=BC
33 BnzCtrlDpt=−10
34 Bnz Curve=−08
音量が上がるにつれほとんどの歌手がクリアな声色になるのでこの設定かなあと。
コントロールはBCですね。

とりあえずはこんなところで。

ぎあ [E-Mail] 2000/09/06(水) 23:20:23
> WXで気持ち良くボーカルラインを取れる音色を作りたいと言う感じで…
> 「小柳ゆき」をイメージしようかなと
ほぉ〜!素晴らしい発想ですね。シンセの音づくりで「小柳ゆき」の声を
イメージするとは!
前に”WX掲示板”でも言いましたが、こういう発想ってすごく
音楽的ですね。敬服しちゃいます(笑)>magroさん

さっそく僕も試してみました。
> 今回は倍音変化をポイントにしてみました。
と、おっしゃる通りスクリームの効果をうまいこと利用してますねぇ。
ブレスが弱い時のブレスノイズ→倍音成分増加への変化が、
メリハリを感じさせ、ボーカルをイメージさせます。

僕はmagroさんの設定に下記を加えてみました。
● EDIT → CONTROL
Scr CC NO. = 02
ScrCtrlDpt = +40
(↑ハスキーな感じが”お好み”なので(笑))
Abs CC No. = 02
AbsCtrlDpt = +127
Abs Curve = +10
(↑アブソープションをブレスでコントロールします。結果的に
ミュート的な音色変化と、それに伴う微妙な音程変化をもたらします。
「ちょっとやりすぎだなぁ」とお感じの方は、効果を弱くしてみて下さい)
● EDIT → OTHERS
Vib Rate = +10
Vib Depth = +20
Vib Delay = +30
(↑僕の設定で、このビブラート多いですよね。
「ぎあのビブラート1・2・3」と覚えましょう(笑))
● EFFECT → VAR
Type = DELAY L,R → CROSSDELAY
FB Level = +47 → +08
● ボイスプレイサブコントロール
VarSend = 21 → 100

この設定にして、スクリームが効いた状態で音を思いっきり伸ばし
”ふっ”と息を抜く(ゼロにはしない)と、ブレスノイズがかすかに残って
音程が下がり、「はうっ・・・」という吐息にも似た感じになります。
ん〜色っぽい?(笑)
かなり難しいですが、リップベンドと合わせて演奏すると
フェイクした感じも演出できると思います。

magro [E-Mail] 2000/09/08(金) 22:57:53
どうもぎあさん!レスありがとうございます。
いや、かなり思いつき的発想&勢いで作ってみたのですが
また新たな試みをご紹介していただけるとは!この実験室の醍醐味ですね。

アブソープションとは思いつきませんでした。このコントロールは
はじめてクラリネットを吹いたときのいや〜な思い出
(音程は安定しないは音は出にくいは…)がよみがえってしまいますね。(^^;)
僕はブレスのコントロールがいまいちなんでちょっと弱めにかけてみましたが、
うまく決まると色っぽいです。ちょっと音程が下がるところが人間的ですよね。

このスレッドは現在僕のメインテーマとなっておりますので、まだまだ
続けていきたいと思ってます。またご報告致しますのでよろしくお願い致します。

ぎあ [E-Mail] 2000/09/09(土) 03:18:09
magroさんのおっしゃる
> かなり思いつき的発想&勢いで作ってみた
が、実はシンセの音づくりには重要なことかもしれません(笑)。
そして、それが良しとされるのが、この”実験室”のイイ所ですしね!

> はじめてクラリネットを吹いたときのいや〜な思い出
僕も同様な経験をしてます(笑)。
最初の楽器はホルン=生の金管楽器でしたから、音程コントロールが自由に
出来るようになるまで随分と時間がかかり苦労したもんです。
だって指で操作するのはバルブ3つだけで、後は唇のコントロールだけなんですから(笑)
すぐにいろんな曲を吹きたかったのになかなか出来ず、やりはじめた頃は
ちっとも面白くありませんでした(笑)

そういう意味ではVL70mをはじめとするVA音源は、こういった生楽器に似ていますね。
最初はヘンテコで枯れた音しか出なくても、練習していくと結果として音にツヤや人間らしさが
出てきます。
最近、VL70mにはまってますねぇ・・・(笑)。15年前に初めてDX7に触れた時以来の夢中ぶりです。

magroさんのボーカル音色の研究、おおいに期待しています!

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