HOME >いろいろな音源を使う>音源紹介>その他 |
| ←prev | 1/1 | next→
|
ここで紹介する音源については今のところ情報量が少ないので「プチ情報」ということでまとめて紹介します。追加情報がありましたら掲示板に情報を御寄せいただければ幸いです。
Vibra1000 (Koblo) 価格:フリーウエア 情報提供者:Kirino
概要:Machintosh上で動作する1VCOのソフトウェアアナログ音源です。通常ソフトウェア音源はウインドシンセでリアルタイム演奏しようとしても計算速度の問題で演奏に発音が追従できず使い物にならないのですが、Vibra1000は例外的に使い物になるスピードで発音します。(PowerMac G3 350MHzの場合)1VCOなのが幸いしているかもしれません。なおVCOの多い有償版もありますがこちらの動作スピードの確認はしていません。機能的には普通のアナログシンセであり特にどうということはないのですが、WX5でパソコンをリアルタイムに鳴らすのはなんとも不思議な感覚です。無料ですので気軽に試せます。吹きながら画面上のツマミを操作して、ブイブイウニュウニュさせるだけでも楽しいです。
接続:WX5とパソコンをMIDI接続、あるいはVL70-mとパソコンをシリアル接続経由でもかまいません。
設定:WX5のウインドセンサーからはEXPを出力します。
関連WEB:2008年4月、既にこのソフトは存在しないようです。
Koblo社公式ページ(英語)ダウンロードもここから。2003年8月現在、営業停止。下の日本語ページをご覧下さい。
koblo日本語ページ(モリダイラ楽器による)。Vibra1000直はコチラ。ここからもダウンロード可能。
VX600 (AKAI) 中古価格:4万〜8万?場合によっては2万〜。情報提供者:らんばださん、tantaさん、Kirino
概要:1989年発売のAKAIの6音ポリ12VCOの37鍵アナログシンセキーボード。当時\165000、既に生産終了。マイナー機種ですがマニアックな人気あり。この価格で12VCOのリアルアナログシンセは今となっては貴重か。ウインドシンセ吹きにとってはEWI1000/EVI1000用の端子がありアナログコントロールできるのが最大のポイント。(ただしEWI3000系のコントローラではアナログ接続できない)。MIDI接続でコントロールできるので、WXやキーボードでもコントロール可能。またちょうど6音ポリなのでギターシンセ(6弦)にも良いかも。
関連WEB:
AKAI VX600 (英) 個人ページながら一番詳しいと思います。
Synthsite内のVX600ページ(英) スペック、レビュー等
MSR-2 (MARION) 情報提供者:ARCADIAさん
概要:MARION社のリアルアナログシンセ。以下ARCADIAさんの掲示板投稿(2000年5月6日付)をそのまま転載。(一部改行位置等変更有)
●VCO の波形
2つある VCO (HRO という名前がついている)はそれぞれ Pulse, Wave,Both, Off の 4 モードあります。Both は Pulse と Wave の組み合わせです。Wave では Shape というパラメータで Saw や Triangle 波形を生成することが可能ですので、基本的には Pulse, Saw, Triangle を持っていることになります。 Square はないようです。
●実際の音
作った音の数がまだ 2 種類のためあまり参考にならないと思いますが、Saw 波形で Truth に出て来るような Lyricon サウンド(よしめめさんのページによると Moog?)は出せると思います。ただ、伊東さんは雑誌のインタビューで「あれは Pulse 波」と仰っていたので、似て聞こえる位に受け取って頂くぐらいのほうが良いでしょう (^^;) なお、アナログ音源の音の太さ、厚みに関心がある方は多いと思いますが(私もその一人)、結構良い線行っているのではないかと思います。
●ボリュームコントロール
VCA を MIDI ボリュームでコントロールできますが、MSR-2 側のパラメータを調整することで、吹き込む息の量とボリューム変化の感覚的なズレはほとんど目立たないレベルだと思います。ちなみに私の場合、以前使っていた YAMAHA TG55 or TG500 では、例えば徐々に音量を大きくしようと息を少しずつ強くしてもなかなか音量が大きくならず、別のキーにすると突然音量が増すと言った、ボリューム変化の不連続性をどうしても解消できず困っていましたが、MSR-2 では非常に滑らかに出来ます。なお、フィルターのカットオフやビブラートのタイミング、幅などもコントロールできるようですが、そこまでいじっていないので分かりません。ごめんなさい。いずれ試した際にでも報告させて頂きます。
●使い勝手について
サイズは1U です。従って各種パラメータにそれぞれノブが割り当てられてるはずもなく、エディットは全て、PAGE ノブで該当のパラメタに関する画面を呼び出し、DATA ノブでいじる形になります。従って、最近出ている JP-8080 や MS2000R のように、手元で特定のパラメータをサッといじることは不可能でしょう。ざっと思い付くまま書いてみました。
TX81Z (YAMAHA) 中古価格:0.7万〜1.3万。情報提供者:ぎあさん、大脇さん、Kirino
概要:1986年発売YAMAHAの8音ポリのFM音源。4オペレータ8アルゴリズム。発売当時\59800、既に生産終了。1Uラックサイズでお手軽。FM音源として根強い人気があり、現在でも使用するプロも多い(特に独特のベース音が良いらしい)。WXシリーズ初代WX7の推奨音源であり、ブレスでの音色変化などWXやEWIでもしっかり使える設計になっている。ただしほとんどのプリセット音はブレスコントロール用の設定になっていないので、自分でウインド用に設定しなおす必要あり。設定についてはシンセと呼ぶに充分な機能があり、ノートオンの度に指定した音を8つまで順番に鳴らしたり、C〜Bまで12音にそれぞれハーモニーを設定できたりする(EWIのコードプレイに相当する)。中古の玉数が非常に多いため能力の高さに比べ価格が1万円前後と非常にお買い得であり、FM音源を低価格で経験したい入門者にも良いかも。もっともウインドシンセ上級者にとってはさすがに少々古い時代のデジタル楽器なので最新機種にくらべるとピアニッシモ領域での微妙なブレスコントロールがしにくかったり、フィルターの変化にギザギザ感があったり、という問題がありますがそこは割り切ってTX81Zでなければ出ない音をうまく活用したいですね。VLやアナログ音源とレイヤーするのも一興。ちなみに大脇氏によればTX81Zの「Z」は、メインの石の名前の「OP-Z」に由来するのだそうです。
接続:MIDIで接続。
設定:WX5の出力はBCにして、音源側でBCで音量・音色変化等できるよう設定する。
関連WEB:
yamahasynth.com内Classic corner(英)TX81Z含む、DXシリーズのパッチのダウンロード等。
synthsite内TX81Zのページ(英) スペック、リンク等。
詳細を知るにはヤマハのマニュアルライブラリーで取説を手に入れるのが一番確実。
本内容は掲示板への投稿情報をKirinoが再構成したものです。情報提供の皆様に感謝!
Mar.7.2001作成 Apr.12.2008最終更新
WX5 workbook |
| HOME |
|
|
|