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情報提供者:須崎さん
メーカー:KORG
製品名 :M3R X5DR および 05R/W
価格 :X5DRは定価¥69800(現在は生産完了)
注:X5DRも05R/Wも現在は生産終了品です。中古は1〜2万円でよ〜く探せば見つかると思われます。
概要:
基本設定
・WX7の場合
この音源はブレスコントロールを受信出来ませんのでWX7側のディップスイッチでアフタータッチを送信し音源側でVDF(フィルター)、VDA(アンプ)をアフタータッチでコントロールする設定にします。
・EWIシリーズの場合
WX7と同じくEWI側からアフタータッチを出力する設定にします。
・WX5の場合の設定
WX5はアフタータッチを出力できないのでのウインドセンサー出力をEXPまたはVOLにして音量コントロールします。この場合音色(フィルター)のコントロールはできません。
おすすめのポイント
その他
関連WEB
Mar.15.2003作成、Apr.12.2008最終更新
本内容は須崎さんの投稿(感謝!)にKirinoが一部修正・加筆したものです。
追加情報:
2003.3.26によしめめさんより以下の追加情報をいただきました。長文ですが、そのまま掲載させていただきます。よしめめさんに感謝!
なんとタイムリーな! 先日私も05R/W買いました!!X5DRを探してたんですが、ウィンド使用限定で考えれば05R/Wでも充分という事実に気付き、05R/Wを見つけた時には手が押えきれませんでした(笑)。
でも買って大正解! まだそんなにいじってませんが、とにかく埋もれない! アナログ4VCOと重ねてもヌケてくる存在感はたまりませんね。GM音色で特筆モンだったのはパンフルート、ミュートトランペット、フリューゲルホーンなど。鍵盤叩くだけだと「ドンズバ似てる」という感じはしないのですが、それっぽく吹いてやるだけでかなりキます。それも個性豊かに。つくづく「DTM音源」ではなく「プレイヤー用音源」なんだと実感。ブラス系でコンビ組んだら相当楽しいことになりそな予感。コンビネーションの取り回しの楽さもあるし、こんだけいい音だったらサンプラーいらんわい!
苦手なのはサックス系かな?という感じがしました。音がやや丸く、管弦楽風味な演奏にはもってこいなんでしょうが、所謂ジャズ系の音ではないのでちょっと不満アリ。エディットして追い込めばそれなりに使えるとは思うのですが、元波形が大人しかったら私的にはアウトかな〜。ギター系もエグいのは駄目かも。試しに歪み系エフェクタ通してみたんですが、全然違う感じになっちゃいました。ただ厚みだけは異様にあるので、最初からエフェクタ通すのを前提にエディットすれば解消されるかも。
GM以外のプリセットはヴェロシティで音が変化するものが多かったのでウィンド用には要エディットですが、コンビネーションを含め多彩・多芸でエディットが楽しくなることは間違いないですね。アナログ同様「いじってナンボ」という姿勢は非常に「シンセらしいシンセ」。エディットしなけりゃ宝の持ち腐れになる可能性大!反面、ズブの初心者さんにはちょっと辛いかな? ボタン数が極力まで簡素化されていることもあり、本体だけでエディットするのは敷居が高いかも。あと、GMのエンブレムは付いているものの、コイツで巷に落ちてるSMFデータを再生すると笑えます。ほんとにDTMシンセなんだろうか?(笑)
鍵盤使用を考えた場合はピアノ・オルガン系はもとより、スティールドラムなどもかなり良くて、結構遊べました。ただ、個性が強いのでピアノ・オルガン系は好き嫌いが出るかも。PCM音源なのにフレキシビリティも高そうだし、音も太いし、アナログに足しても埋もれない(しかも良く馴染む!)しと言うことなしです。特にアナログ派のセカンド音源としては値段・大きさも踏まえ、最適な音源だと確信しております(アフタータッチの出せるWX7ユーザならメインでも充分イケる)。ちなみにEWIニストの方はアフタータッチで制御するより、EXT.INを通してEWI音源側でフィルタードライブさせた方がpp領域の制御も楽になりますし、ダイナミクスも大きく、フィルター変化も滑らか。なによりエディットが断然楽だと思います。ベロシティで音を変化させたり、アフタータッチでモジュレーションを変化させるような場合は話が違ってきますが、この方法ならプリセットされているGM音色でコンビネーション組むだけで簡単にブラスや派手なソロ音色が作れますのでお勧めです。EXT.INは歪まないよう入力レベルに気を付けたいところですが、前述のサックス・ギター系音色使用時にはワザと歪ませる裏技が使えるかも。
さらに、2003.5.15に下高井戸大王こと大脇さんより以下の追加情報をいただきましたのでそのまま掲載させていただきます。大王様に感謝!
ネタになっている波形がそもそもM1、T series、01/wあたりとカブっているのでお手軽にリッチな音が楽しめます。
VDF(フィルター)には"レゾナンス"はありませんが、"COLOR"というパラメータが用意されており、若干ですが派手メになります。記事にもありますが、X5DRの方が抜けの良い音になっています。私にはかなりの差に聞こえました。波形によりかなり音量レベルの差がありますので、プログラムの際は注意が必要ですね。ストリングス、ベルなど基本的なシンセサウンドは充分賄えると思います。
内蔵エフェクトはエンハンサ、エキサイタ(何故か両方の名前あり)、EQの使い方がキモでしょう。MIDIでは様々なパラメータを操作出来ますが、+、-両方向の設定が出来るのが便利です。
さらに、偶然にも管理人自身がX5DRユーザーになってしまったので追記します。
X5DRはブレスコントロール(CC#2)では音量をコントロールできませんが、ボリューム(CC#7)またはエクスプレッション(CC#11)で音量だけはコントロールできます。なのでWX5からボリュームorエクスプレッションを出すればも良いのですが、そうするとブレス用に音色をつくってきたEWI音源等と一緒に鳴らすとき不便。ところが幸いにもVL70-mには「入力されたCC#2をCC#11に変換してMIDI出力する」という機能があるのでこれを利用しVLやEWIはCC#2で、X5DRはCC#11で鳴らしてます。音量のみで音色は変わらないけど自分の使い方としてはVLの音をメインにしてX5DRの音を重ねることが多いので問題なしで使えますね。今までPCM音源としてはYAMAHAのMU100Rを使ってVLと重ねてましたが、MU100Rの音は少し弱いのでしょうかせっかく重ねてもあまり目立たない、重ねてるのがわかるほど音量を上げると全体としてバランスの悪い音色になってしまう、ということが多く悩んでいたのですがX5DRだとものすごく控えめな音量にしても鳴ってるのが分かるほど音が通ってくれるので、この悩みが一気に解決しました。(それにしてもコンビネーションモードで派手なシンセリードとか鳴らすと重ねたVLの音が完璧に埋もれてしまったのは泣けた。がんばってくれVL。)ベルとかストリング、いかにもシンセ的なフルートやトランペット系の音色をVLのシンセリード音色やバーチャルリード系音色に重ねてます。とりあえずプリセットのままでも、この使い方なら何とかなってます。
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