音源紹介・YAMAHA CS1x

情報提供者：ぎあさん　
メーカー：YAMAHA
製品名　：CS1x
価格　　：当時定価￥69800（現在は生産完了）
公式ページ：YAMAHA / CS1x（旧製品WEBカタログ）

補足：CS1xの後継のCS2x(￥79800)があります。（こちらも生産完了）CS2xはCS1xよりコントロールノブの数が6個から8個に増えたり、同時発音数や音色メモリが倍増するなどかなりのスペックアップがされていますが、本文の基本的な内容はそのままあてはまると思われます。鍵盤タッチは未確認。

概要：

・音源方式：AWM2
・同時発音数：32音（XG対応16パート）
・エフェクト：3ブロック（リバーブ×11､コーラス×11、バリエーション×43）
・61鍵標準キーボード付
・コントールノブ装備（カットオフ、レゾナンス、アタックタイム、リリース）
・アルペジエーター×30タイプ内蔵
・重量：5.7(kg)

基本設定

• WX5側設定（ディップスイッチの設定）
  　・SW1-1：ベロシティ＝fix（固定）
  　・SW1-2：ウインドセンサー＝Exp（エクスプッション）
• MIDIケーブルでWX5とCS1xを接続。

おすすめのポイント

• さすがに、コントロールノブを装備しているだけあって、アナログシンセっぽい（直感的な）音づくりが可能。そして、それに答えるに十分なアナログシンセ風の波形も多数内蔵！。特にサイン波の様な「ポー」っとした音は、ポルタメント＋ディレイで簡単に美しい音色になる。ノコギリ波っぽい音はザラつき感がとても粗いが、実は結構お気に入りだったりします。なんといっても、4種類の音色をレイヤーできる（重ねられる）事が良い！。このレイヤー機能で、かなりブ厚くインパクトのある音を作り出せる。一人ブラスセクションやマイケル・ブレッカーばりの迫力ある演奏ができそう。
• 本体重量＝5.7(kg)で大変軽く、ヒョイっと肩に掛けて運べるのもよい。

短所

• 所詮PCM音源なので、音量・音色変化にVL70-mほどの滑らかさを求めるには難がある。
• 本来、音源というよりキーボードなので設置に場所はとるし、WX専用にするには大きすぎるか？
• ついでに言うと、鍵盤そのものはペラペラで（軽すぎて）演奏しづらい。鍵盤奏者の方には不評みたいです。

その他

• 標準61鍵盤付きキーボードなので、鍵盤奏者とのデュオでの使用にも重宝しそう。使用方法としては、鍵盤によるバッキングにWXのソロをのせたり、逆にWXでアルペジエータによるベースバッキングに鍵盤のソロをのせる・・・といったものが考えられる。

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