音源紹介・YAMAHA QY70

メーカー：YAMAHA
製品名　：QY70
価格　　：定価￥49000
公式ページ：YAMAHA / QY70（WEBカタログ）（現在生産完了品です。後継のQY100が出ています）

概要：
　16トラックの"モバイル"シーケンサー。32音同時発音のXG対応AWM2方式音源搭載。519音色、20ドラムセット。エフェクタ内蔵。WX5を接続するだけでリアルタイム入力、および打ち込み伴奏にあわせ演奏することがきる。ウインドシンセの音源としての能力は限られるが、なんといっても小型で簡便、電池駆動可能な点が魅力。

基本設定

• WX5側設定
  • エクスプレッション(Exp)を出力。（ディップスイッチの設定）
  • ヴェロシティは通常固定(fix)。（ディップスイッチの設定）
• MIDIケーブルでWX5とQY70を接続。

おすすめのポイント

• VHSビデオテープと同じ大きさ、電池駆動可能、一台でシーケンサー、音源、エフェクターを内蔵し手軽で携帯性が高い。手軽にウインドシンセを楽しむには良い。
• 主要なMIDIメッセージには対応しているので、VL70-mのサブ音源（音色レイヤーやハーモニー用）としてなら充分使える。

短所

• サイズと価格の割には良い音だが、音色のエディットがほとんど出来ず、ブレス等での音色変化もないのでウインドシンセの表現力はかなり落ちる。あくまで手軽に楽しむ、またはサブとして使うべきでしょう。
• MIDI機器の宿命ではあるが、ブレスコントロールの真ん中あたりで音のザラツキ（ゴロゴロしたノイズのような音）がする。そんなにひどくはなく通常の演奏で使用する場合には問題とならないレベルではある。
• WX5でエクスプレッションとピッチベンドを多用したリアルタイム入力をすると、１曲でメモリがいっぱいになってしまう。

その他

• 音の立ち上がりにアクセントのないレガートな音色のほうがウインドシンセっぽい演奏が出来ます（特に生楽器系音色）。Rd067+TnrSax2やLd081+LMSquare、Ld082+DimSawなどがこれに当たります。他の音色ではボイスエディットでEGリリースタイムを+10〜20くらいにすると多少レガートな感じになります。
• ボイスエディットはカットオフ周波数、レゾナンス、EGアタックタイム・ディケイタイム・リリースタイムを編集でき、保存できます。自由度は低いですが、エフェクトとあわせれば多少音色の改善ができます。スクエアなどのシンセリード系の音ならコーラスを多め、ディレイを少しかけるとかなり良くなります。
• 電池駆動のアンプと組み合わせて打ち込み伴奏付き一人路上演奏はいかが？ウインドシンセファンも増える、か？？

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